はちみつの代わりになる12種類の甘味料!最もオススメは砂糖

生活豆知識

レシピにはちみつが使われていることがよくありますが、手元にはちみつがないという状況もしばしばですね。

私も同様の経験が何度もあります。普段からパンやホットケーキにはちみつを使うことは少なく、必要がない限りストックもしていません。

特に、はちみつは乳幼児に与えることができないため、お母さんたちには不便なこともあります。

そんな時、はちみつの代わりになるものが何かあれば便利ですよね。今回は、私が試した方法をもとに、はちみつの代替方法を紹介します。

三温糖がはちみつの最適な代替品です!

はちみつの代わりに最も適しているのは三温糖です。これは通常の砂糖(白砂糖)よりも風味に深みがあり、はちみつに近い味わいがあります。

三温糖が手に入らない場合は、白砂糖でも代用できますが、はちみつほど甘くないため、同じ量では甘さが足りないことに注意が必要です。

三温糖・白砂糖の換算方法

はちみつは三温糖や白砂糖に比べて約3倍の甘さを持っています。

そのため、はちみつの量を3倍にすると、三温糖や白砂糖で同じ甘さが得られます。

はちみつが大さじや小さじで指定されている場合は、以下のように換算します。

はちみつ大さじ1 = 三温糖・白砂糖大さじ3
はちみつ小さじ1 = 三温糖・白砂糖小さじ1

大さじは15g、小さじは5gとして計算されます。

このため、はちみつ小さじ1(5g)の場合は、三温糖・白砂糖大さじ1(15g)が相当します。

※三温糖は白砂糖よりも若干甘さが控えめですが、甘味が感じやすいので、少し少なめに使用すると良いでしょう。

グラムでの換算方法

はちみつと砂糖の重さには、粉末と液体の違いがあるため、大さじ1でも同じ重さにはなりません。

レシピでグラムで指定されている場合、はちみつの重量を1.3倍すると、それに対応した砂糖の量が求められます。例えば、はちみつ20gを1.3倍すると、砂糖26gになります。

その他のはちみつ代替品10選

三温糖や白砂糖がない場合でも心配ありません。他にも多くの代替品が存在します。

グラニュー糖

主にお菓子作りやコーヒー、紅茶に使用されるグラニュー糖は、余計な風味を加えずに甘みを提供します。

はちみつの代替としては逆に欠点になることもありますが、はちみつ特有の香りや風味が苦手な人には適しています。

グラニュー糖は砂糖(三温糖・白砂糖)よりも糖度が高いため、以下のように換算します。

はちみつ大さじ1 = グラニュー糖大さじ1.5

甘さが足りなければ、さらに大さじ1/2を加えて調整してください。

ガムシロップ

アイスコーヒーなどの飲み物によく加えられるガムシロップは、流動性が高く、多くの食品にも簡単に混ぜられます。

はちみつより流れやすく、料理にもすぐに溶けますが、甘さが控えめなため、同じレベルの甘さを得るには少し多めに使う必要があります。

メープルシロップ

カナダ産のメープルシロップは、サトウカエデの樹液から作られる自然な甘味料です。ホットケーキやトーストにぴったりで、はちみつの良い代替品になります。

はちみつに比べて糖度が低いため、料理に使う際は量を調整することがおすすめです。

ケーキシロップ

森永製菓が販売するケーキシロップは、主にぶどう糖果糖液糖や水飴で作られています。このシロップはハチミツを含まず、メープルシロップのような風味があり、パンケーキに最適です。

はちみつやメープルシロップよりもコストを抑えられるため、経済的にも魅力的です。

黒蜜

黒砂糖を基にした黒蜜は、濃厚な味わいが特徴です。主にあんみつやみつ豆に使われ、深い甘さが楽しめます。

黒砂糖の糖度が高いため、使う量には注意が必要です。はちみつよりも強い甘さがあるので、控えめに使うとよいでしょう。

水飴

でんぷんから製造される水飴は、日本で古くから親しまれています。

飴細工や料理のツヤ出しに使われることが多く、中立的な風味が料理の味を損なわず、多様な用途に活躍します。はちみつと同等の糖度を持つため、様々な用途で活用できます。

オリゴ糖

様々な原料から作られるオリゴ糖は、低カロリーで糖質制限を考えている人にとって優れた選択肢です。無味無臭で、コーヒーやヨーグルト、料理に加えることができます。はちみつの代替としても使用できます。

フルーツ缶詰のシロップ

フルーツ缶詰に含まれるシロップは、高い糖度で保存性を高めています。この甘いシロップはそのまま使うと強すぎるかもしれませんが、捨てるのはもったいないので、はちみつの代わりとして様々な用途に活用することができます。

みりんの活用

みりんは甘みと光沢を料理に加えるアルコール含有の調味料で、特に魚や肉の臭みを消すのに効果的です。日本料理で頻繁に使用されます。

みりんははちみつと比べて甘さが控えめなため、甘味を調整する際は量を増やす必要があります。

例えば、砂糖1大さじに対してみりんは1.5大さじ必要で、はちみつの場合、1小さじのはちみつはみりん1.5大さじに相当し、1大さじのはちみつにはみりん4.5大さじが必要です。

ジャムの利用

ジャムは朝食のトーストに欠かせないアイテムであり、はちみつの代わりにも使えます。ジャムの糖度は製品によって異なり、65%以上の高糖度タイプから40%以下の低糖度タイプまで様々です。

低糖度のジャムは、量が少なくさっぱりした風味が求められる料理、例えばしょうが焼きなどに適しています。

はちみつの代替品の糖度比較

はちみつの特徴はその甘さで、糖度は78%以上ですが、代替品の糖度はさまざまです。

三温糖や白砂糖は95%以上、グラニュー糖はほぼ100%です。

一方、ガムシロップやメープルシロップの糖度はそれぞれ60%、66%、みりんは40〜50%、ジャムは40〜65%です。目的に応じて適切な甘味料を選ぶことが重要です。

はちみつの代用品の使い分け

はちみつの代わりとなる甘味料を選ぶ際は、使い分けが重要です。

甘さだけを求める場合は、白砂糖やグラニュー糖、ガムシロップ、メープルシロップ、ケーキシロップ、オリゴ糖、フルーツ缶詰のシロップが適しています。

各甘味料の特性を理解し、料理や飲料に最適なものを選ぶことで、はちみつを効果的に代用できます。

光沢とコクを追加したい場合

料理に光沢や深いコクを加えたいときに使う調味料は限られています。その中でも、特に三温糖、黒蜜、みりん、水飴が効果的です。これらの調味料は、それぞれ独自の特性を持ち、料理の風味や見た目を向上させる役割を果たします。

「はちみつ」が指定されるレシピの理由

レシピで特にはちみつが推奨される理由はいくつかあります。はちみつは肉の柔らかさを保ち、不快な臭いを抑え、甘味とコクを同時に提供する特性を持っています。また、焼き物では焼き色を良くし、砂糖に比べてカロリーを抑える効果もあります。さらに、保存食にも適しており、時間が経っても風味が落ちにくいです。

肉の柔らかさを保つ

はちみつは加熱しても肉が硬くなりにくい特性があります。これは、はちみつが肉のタンパク質が固まるのを防ぐ効果があるためです。

臭みを抑える

はちみつを肉や魚の下処理に使うことで、食材特有の臭みを抑えることができます。これにより、より清潔感のある風味の料理が可能になります。

甘味とコクを同時に

はちみつは複数の花の蜜が混ざり合っており、ただ甘いだけでなく、深みとコクのある味わいを提供します。これにより、食材本来の味を引き立てながら、豊かな風味を料理に加えることができます。

焼き色を良くする

はちみつに含まれる糖分が加熱されることで、美しい焼き色がつきやすくなります。これはメイラード反応を促進するため、見た目にも美味しさを感じさせます。

カロリーの削減

はちみつは砂糖に比べてカロリーが低く、少量で高い甘味を実現できます。そのため、カロリー摂取を抑えつつ、満足感のある甘さを提供することが可能です。

風味の持続

はちみつには抗酸化作用があり、料理が時間が経っても風味が劣化しにくくなります。これは、お弁当などの保存食に特に役立ちます。

はちみつの代替案

はちみつの代替として考えられる甘味料は以下の12種類です。

  1. 三温糖
  2. 黒蜜
  3. みりん
  4. 水飴
  5. 上白糖(白砂糖)
  6. グラニュー糖
  7. ガムシロップ
  8. メープルシロップ
  9. ケーキシロップ
  10. オリゴ糖
  11. フルーツ缶詰のシロップ
  12. ジャム

これらの甘味料は、はちみつと同様の甘さやコクを出すことが可能です。特に三温糖は優れた代替品としておすすめされます。次に適しているのはみりんですが、これらがない場合は上白糖が代替として有効です。

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