粉ミルクを作るときには、70度以上のお湯を使うのが一般的ですが、そのまま赤ちゃんにあげても大丈夫か気になることもあるでしょう。
赤ちゃんがミルクを待っているときは、できるだけ早くあげたいものです。でも、ミルクが熱すぎると、赤ちゃんがやけどをしてしまう可能性があります。
そこで、ミルクを少し冷ましてから、赤ちゃんにあげることが大切です。
この記事では、次のことについて詳しく解説します:
赤ちゃんにミルクをあげるときの適切な温度
70度のミルクを効率よく冷ます方法
ミルク作りに役立つ4つのアイテム
赤ちゃんと保護者にとって、安全で快適な授乳時間を提供しましょう。
赤ちゃんにあげるミルクの適切な温度とは?
粉ミルクは70度以上のお湯で作る必要がありますが、あげる前にはしっかりと冷まさなければなりません。
【参照】厚生労働省「粉ミルクの正しい作り方」
70度で作ったミルクは冷ます必要がある
赤ちゃんにとって理想的なミルクの温度
ミルクを作る際のポイント
これらのポイントを一つずつ見ていきましょう。
作ったミルクは適切に冷ましてからあげましょう
新しく作ったミルクは熱いので、赤ちゃんにあげる前に適切な温度に冷ましましょう。
ミルクを冷まして、適切な温度になったことを確認してから赤ちゃんにあげてください。
少量なら自然に冷めるので、待つだけでも大丈夫です。
理想的なミルクの温度は体温くらい
ミルクは体温くらいの40度に冷ますのが理想的です。
40度の温度は、腕の内側にミルクを少し落としてみるか、使い捨てカイロの暖かさで確認できます。
ミルクを作る際の重要なポイント
ミルクを作るときは、以下の3つのポイントに注意しましょう。
手と器具を清潔に保つ
作り方を守る
飲み残しはあげない
清潔な環境でミルクを作り、哺乳瓶や乳首などは毎回洗って使いましょう。生後数か月の赤ちゃんには、特に器具の消毒も行い、健康を守りましょう。
ミルクの準備の基礎:適切な割合と新鮮さを保つこと
赤ちゃんに最適なミルクを提供するには、粉ミルクを正確な割合で混ぜることが必要です。
製品に付属する計量スプーンを使って、指示に従ってミルクを準備しましょう。勝手に濃さを変えるのは避け、指定された割合で作ることで、赤ちゃんが必要とする栄養をしっかりと与えることができます。
作ったミルクは、保存せずにすぐに赤ちゃんに飲ませることが大切です。必要な分だけをその都度作り、2時間以内に飲ませるようにしましょう。
残ったミルクは赤ちゃんの唾液が混ざり、細菌が繁殖しやすくなるため、再利用は避けてください。使わなくなったミルクは、安全を考慮して捨てることをお勧めします。
ミルクを安全かつ素早く冷ます4つの方法
ミルクを冷ます方法はいくつかありますが、ここでは特に効果的な4つの方法をご紹介します。
冷水または氷水を使って素早く冷ます
湯冷ましを使って冷ます
保冷剤を使う
ウォーターサーバーを活用する
冷水または氷水を使って素早く冷ます
哺乳瓶を冷たい水や氷水に数分間浸すことで、ミルクを迅速に冷ますことができます。ガラス製の哺乳瓶は冷却効果が高く、プラスチック製よりも速く温度を下げることができます。
ミルクの量によって冷却時間は変わりますが、一般的には数分で充分です。節水のためにも、鍋やボウルに冷水をためて使用することをお勧めします。
湯冷ましを使って冷ます
湯冷ましを使用してミルクの温度を調節する方法もあります。湯冷ましの作り方は、水を沸騰させ、しばらく煮沸した後、適温に冷ますことです。湯冷ましは清潔な容器に保管し、24時間以内に使うことが望ましいです。
また、水道水やミネラルウォーターを使う場合は、特に赤ちゃんの敏感な体質を考慮して、軟水を選ぶなどの注意が必要です。赤ちゃん用の水を使用することも一つの方法で、便利かつ安全です。
赤ちゃんへのミルクの安全な冷却方法とそのメリット
赤ちゃんにとって安全で健康的なミルクを提供するためには、適切な冷却が欠かせません。ここでは簡単なステップでミルクを冷やす方法をご紹介します。
手軽に利用できる保冷剤を使用する方法は、その便利さから多くの保護者に好まれています。保冷剤はコストパフォーマンスが良く、何度も使えるため経済的です。また、ミルクを冷やしている間に他の育児の仕事を行うこともできます。
ウォーターサーバーを使ってミルクを作る方法もあります。温水と冷水を適切に混ぜることで、理想的な温度のミルクを迅速に用意できるというメリットがあります。
この方法を選ぶ際には、水の質に注意し、中性で軟水の水を選ぶことが大切です。ウォーターサーバーを使う場合、ランニングコストや安全性にも注意が必要です。
【まとめ】健やかな育児のために適切な温度のミルクを
赤ちゃんに与えるミルクは、適切な温度で冷却することが重要です。ミルクを作る際のポイントを抑え、安全な育児に努めましょう。
ミルクを冷ます際には、以下の方法があります。
冷水や氷水で哺乳瓶を素早く冷却する。
湯冷ましを使用してミルクの温度を調節する。
保冷剤を使用して哺乳瓶を手軽に冷やす。
ウォーターサーバーを利用して、適切な割合でミルクを準備する。
効率的なミルク作りの道具を活用することで、快適な授乳時間をサポートし、親子の絆を深める時間を大切にしましょう。