消毒液が手元になくても心配はいりません。家にあるものだけで哺乳瓶をきれいに消毒する方法があります。たとえば、電子レンジを使った手軽な方法があるのをご存知でしょうか?
電子レンジ用の専用消毒容器が便利とはいえ、ほかにも簡単な方法はたくさんあります。「いつものやり方が使えない時」や「新しい容器を買うのは少し躊躇してしまう時」にも、これらの方法があれば安心です。
実は、電子レンジで哺乳瓶を消毒するのは、非常にシンプルな家庭用品を使った方法があります。
具体的には、
プラスチック容器を使う
電子レンジ用の蒸し器を使う
ジッパー付き袋を使う
などの方法があります。これらの方法を覚えておけば、急な時や外出時でも安心できますね。
この記事では、電子レンジ用の消毒容器がない時に役立つ3つの代替方法、哺乳瓶を電子レンジで消毒する際の4つの注意点、消毒前に確認しておきたいポイントに焦点を当てています。
哺乳瓶の代替消毒法や注意点をぜひチェックして、ご家庭で試してみてください。
哺乳瓶の電子レンジ消毒、専用容器不要の3つの代替方法
代替方法①プラスチック容器を使用
最初の代替方法は、家にあるプラスチック容器を利用することです。サイズが合えばどんな容器でも大丈夫です。手軽に試せるので、とても便利です。
プラスチック容器を利用した消毒方法:
哺乳瓶をスポンジやブラシで事前によく洗います。
プラスチック容器に哺乳瓶を入れ、50mlから60mlの水を加えます。
蓋は完全には閉めずに、500Wの電子レンジで3分から5分加熱します。
加熱後は取り出して、哺乳瓶をしっかり乾かします。
これで、誰でも簡単に哺乳瓶を消毒できます。
代替方法②電子レンジ用蒸し器を利用
電子レンジ用蒸し器を使う方法もあります。サイズが合えば哺乳瓶の消毒にぴったりです。100円ショップなどで手に入れやすいので、一度試してみてはいかがでしょうか。
電子レンジ用蒸し器を使用した消毒方法:
哺乳瓶を先にスポンジやブラシで洗います。
蒸し器に50mlから60mlの水を入れます。
哺乳瓶を口部分が下を向くようにして置きます。
500Wの電子レンジで約3分間加熱します。
哺乳瓶を同時に複数消毒する場合は、1分から2分ほど加熱時間を長くすることが推奨されています。また、シリコン製のスチーマーを使っても同じように消毒できます。
③ジッパー付き袋の活用
移動中や旅行中には、ジッパー付き袋を使った消毒方法が便利です。持ち運びやすく、使い捨てができるため、外出先での必需品と言えます。
ジッパー付き袋を使った電子レンジ消毒方法
まず、哺乳瓶をスポンジやブラシできれいに洗います。
ジッパー付き袋に50mlから60mlの水を入れます。
水を入れた袋に哺乳瓶を入れます。
袋の口を1cmから2cm開けて、水が漏れないようにしながら電子レンジで加熱します。
500Wで約3分間加熱します。
袋が破裂する恐れがあるため、完全に密閉せずに加熱してください。また、消毒液を使う場合にもジッパー付き袋は便利です。
ジッパー付き袋を使った消毒液による消毒方法
哺乳瓶を洗った後、消毒液と水をジッパー付き袋に入れます。
洗った哺乳瓶を袋に入れてしばらく浸けておきます。
消毒液によって必要な水の量は異なるので、使用説明書を確認して適切な比率で使用してください。
電子レンジ消毒時の注意点
哺乳瓶の事前によく洗浄すること。
煮沸消毒や化学薬品消毒では、少々の汚れでも対応できますが、電子レンジ消毒では汚れを取り除く力は限られているので、消毒前には哺乳瓶を丁寧に洗うことが大切です。
加熱時の密閉を避ける
プラスチック容器やジッパー付き袋を使って電子レンジで消毒する際は、容器を完全には密閉しないようにしてください。
プラスチック容器の蓋を少し開けたり、ジッパー付き袋の口を1cmから2cm開けて空気が抜けるようにすることが重要です。
取り扱い時の熱さに注意
電子レンジで加熱した後の容器と哺乳瓶は非常に熱くなっており、触れると火傷する恐れがあります。取り出す際は、時間を置くか、厚手の布や専用のハンドルを使って慎重に扱いましょう。
消毒直後の哺乳瓶を赤ちゃんに使う避け、哺乳瓶が十分に冷めるまで待ちましょう。待ち時間中に赤ちゃんが泣き出すこともあるので、予備の哺乳瓶を用意しておくと良いでしょう。
電子レンジを使った哺乳瓶の消毒方法は手軽で便利ですが、すべての哺乳瓶がこの方法に適しているわけではありません。消毒を始める前に、哺乳瓶が電子レンジでの使用に適しているかどうかを確認することが大切です。
特にトライタンなどの特定の素材で作られた哺乳瓶は、電子レンジでの使用が推奨されていないことがあります。また、耐熱性がある哺乳瓶であっても、細かいひび割れがあると加熱時に破損する可能性があるため、使用前には哺乳瓶を丁寧に点検することが必要です。
哺乳瓶を消毒する必要があるのは、一般的に赤ちゃんが離乳食を始める5~6か月頃までとされています。これは赤ちゃんの免疫システムが完全に発達するまで、哺乳瓶を介して病原体が体内に侵入するのを防ぐためです。
しかし、赤ちゃんが風邪をひいている時や、雑菌が繁殖しやすい夏場などは、5ヶ月を過ぎても哺乳瓶の消毒を続けた方が良い場合があります。
哺乳瓶の消毒には、高価な専用ケースを用意する必要はありません。セリアやダイソーなどの100円ショップで販売されているキッチン用品、たとえばとうもろこしや野菜を蒸すための器具を代用品として活用することができます。
これらのアイテムは、哺乳瓶の消毒以外にも様々な用途に使えるため、非常に便利です。
SNSやYouTubeでは、これらの100均商品を使った哺乳瓶の消毒方法を共有している親御さんも多くいます。
電子レンジを使った哺乳瓶の消毒方法を取り入れる際には、いくつかのポイントに注意が必要です。
哺乳瓶を事前に洗浄し、加熱時には容器を完全には閉じないようにし、加熱後の容器と哺乳瓶の熱さに注意し、哺乳瓶が電子レンジに適しているかを確認することが大切です。
これらのポイントを押さえることで、緊急時や様々な状況に柔軟に対応できるようになります。紹介した方法は誰でも簡単に試せるので、ぜひ参考にしてみてください。