子どもたちが社会と触れ合い始める時期には、小腹を満たすのにおやつが便利です。
特に1歳になると食べ物に対する興味がわき、どのようなおやつをどれだけ与えるかが親にとっての課題となります。
私も初めて子育てをしたとき、他の親御さんがどのようなおやつを用意しているのか気になりました。
つい多めに与えてしまいがちですが、1歳児のおやつは基本的には三食の食事で不足しがちな栄養を補うものです。
1歳児に適したおやつの量は、だいたい100キロカロリーが目安とされています。
大切なのは、この年齢の子どもにとっておやつが「健康的な成長を支えるもの」であるべきだということです。
つまり、おやつ=単なる甘いスナックではなく、必要な栄養を補えるものであるべきです。
この記事では、1歳児向けの健康的なおやつについて、
どれくらいの量が適切か?
推奨されるおやつの種類
おやつを提供する際のポイント
について解説します。
幼児に与えるおやつの適量
1歳児に与えるおやつの適量は、一般に100キロカロリーが良いとされています。
1日に2回与える場合、その合計で100キロカロリーを目安にします。
【選ばれる主なおやつとそのカロリー】
小さなおにぎり(約50g):84kcal
ゆでたさつまいも(約50g):75kcal
標準サイズのバナナ1本:72kcal
ミニホットケーキ(約50g):130kcal
牛乳(100ml):67kcal
ミニチーズ3個:50kcal
リンゴの4分の1:40kcal
以下は、約100キロカロリー分のおやつの組み合わせ例です。例えば、小さなおにぎり(約50g)とミニチーズ1個、またはゆでたさつまいも(約50g)にリンゴの1/8を加えるなどがあります。
別の組み合わせとしては、普通サイズのバナナ半分に牛乳100mlを合わせることもできます。
ただし、100キロカロリーはあくまで一般的な目安であり、主食を十分に摂取できていない場合は、おやつの量を調整することが推奨されます。
幼児のおやつ選びのポイント
100キロカロリーを基準にした幼児のおやつについて説明しましたが、次に、不足しがちな栄養素を補い、バランスの良いおやつ選びについてご紹介します。
不足栄養素別のおやつ選びガイド
炭水化物が足りない場合のおやつ:主食を十分摂れていないときは、おにぎりやさつまいも、蒸しパン、お好み焼きなどがおすすめです。
おにぎりの具として、しらすとひじきや、しらすとほうれん草、シーチキンと青のり、コーンとスライスチーズなどを試してみてください。
たんぱく質が不足している場合のおやつ:肉や魚、卵、大豆製品を十分に摂っていない場合には、豆腐を使ったホットケーキやフレンチトースト、オムレツなどが適しています。
野菜をもっと摂りたい場合のおやつ:野菜の摂取量が不足しているときは、かぼちゃやニンジンを含んだ野菜のおやきや野菜スティックが良いでしょう。
乳製品を増やしたい場合のおやつ:乳製品の摂取が足りない場合には、牛乳やプレーンヨーグルト、チーズが適しています。
果物をもっと食べたい場合のおやつ:果物をあまり摂っていない場合には、バナナやりんご、みかん、キウイ、プルーンなどがおすすめです。
おやつを選ぶ際には、1日の食事全体を見渡して不足している栄養素を補うように心がけましょう。手作りのおやつが理想的ですが、忙しい日々では全ての食事を手作りするのは難しいこともあります。
そのため、外出時などには衛生的で便利な市販のスナックを選ぶことも良い選択です。
最近の子供向けのスナックは、大人も一緒に楽しめるほど美味しいものが増えています。子供と一緒に味わうのも良い経験になりますね。
おやつを上手に提供するためのポイント
おやつを提供する際に注意したいことを3つ挙げてみます。
おやつの時間を決める
おやつの時の安全確保
食材のアレルギー成分を確認する
おやつの時間の設定
おやつは1日に1〜2回、例えば午前10時や午後3時に設けるのが良いでしょう。
授乳期間中は1日1回、授乳が減ってきたら1日2回のおやつを目安にします。
おやつの時間を決めることで、計画なしの過食を防ぎ、虫歯やカロリーの過剰摂取を避けましょう。
おやつ時の安全確保
乳幼児向けのおやつは、赤ちゃんが楽しんで食べられるように設計されています。
まだ上手に食べられない場合は、白湯や麦茶で少し湿らせてあげると良いでしょう。
おやつの時間は、親が子供を見守りながら一緒に楽しむ貴重な時間です。
アレルゲンチェックの大切さ
特に食物アレルギーのある子供がスナックを食べる際には、含まれているアレルゲンに注意が必要です。
アレルゲンを含まないスナックも販売されており、アレルギーがなくてもまずはアレルゲンフリーの商品から試してみることをお勧めします。
幼児のおやつに関するまとめ
これまでのポイントをまとめますと、
1歳児に適したおやつは約100キロカロリーが目安
おやつは不足している栄養素を補う目的で選ぶ
子供向けの市販スナックを上手に利用する
おやつの時間を決めることの重要性
これらの情報がお役に立ち、お子様とのおやつタイムがより楽しいものになることを願っています。