赤ちゃんは日中も夜もよく眠ります。そのため、昼と夜で違う服を着せるタイミングについて、多くの親御さんが疑問を持つかもしれません。
一般的に、赤ちゃんのうちはお風呂上がりや汚れた時の着替えが主で、寝る時専用の服を用意するという考えはまだ馴染みがないかもしれません。しかし、いつから寝間着を用意するべきか、という疑問はやがて出てきます。
「首がしっかりして、上下別々の服を着せるようになったけど、寝る時はどうしたらいい?寝間着はいつから?」
「寝間着を着せた方がリズムが整うって聞くけど、本当?最適なタイミングは?」
家庭によって習慣は様々で、他の家庭がどうしているか知りたくなることでしょう。厳密なルールはないものの、一般的によくあるタイミングはあります。
私も二人の子供を育てた経験から、それぞれ違うタイミングで寝間着を導入しました。この記事では、私の経験をもとに、以下の点を詳しくご紹介します。
赤ちゃんに寝間着を導入する時期
寝間着選びのポイント
おすすめの寝間着
子供と親が準備ができた時に、寝間着を取り入れることをお勧めします。
赤ちゃんの寝間着デビューのタイミング
赤ちゃんが寝間着を着始める一般的な目安には、以下があります。
一晩中眠るようになった時
服のサイズが70になった時
身体がしっかりしてきた時
はいはいを始めた時
新生児期から2ヶ月頃に寝間着を導入する家庭もある
季節の変わり目や軽装になった時
これらのタイミングで寝間着を導入した経験をもとに、参考情報を提供します。
一晩中眠るようになったら
一般的に、生後6か月頃から日中の活動が活発になり、夜はぐっすり眠るようになります。この時期から、夜は寝間着に着替えて寝る習慣をつけると、生活にメリハリができ、睡眠のリズムを整えるのに役立ちます。
服のサイズが70になったら
赤ちゃん用の寝間着は、サイズ70からの展開が一般的です。サイズ70は大体生後6か月から1歳頃に合います。この時期に夜通し眠る子も増えるため、サイズ70になったら寝間着を導入する良いタイミングと言えます。
赤ちゃんの成長とパジャマ選び
首と腰がしっかりするまで待って
多くの人は、赤ちゃんの首と腰がしっかりするのを成長の大きな節目と考えています。個人的には、首が支えられるようになっても、腰が十分に強くなるまで、服の着せ替えは難しいと感じます。身体が完全に安定する前に単純な衣服の変更は可能ですが、パジャマのような専用衣類は主に上下が分かれており、腰がしっかりしてからの方が着せやすくなります。
ハイハイの始まりと衣服の選択
赤ちゃんが活発になり、自分で動き始める時期が来たら、一体型のロンパースから上下が分かれた衣服への変更を検討しましょう。ハイハイを始めると動きやすいセパレートタイプの衣服やパジャマが適しています。
生後2ヶ月からのお着替え習慣
生後2ヶ月頃から、夜はパジャマに、朝は日中用の服に着替えるという日常のリズムを赤ちゃんに教え始める家庭もあります。これは生活のリズムを早くから学ばせるためです。
赤ちゃんのパジャマ選びのポイント
赤ちゃんのパジャマを選ぶ際、以下の3つの要素に注目しましょう:
季節に合った素材:赤ちゃんには通年で綿が適していますが、季節ごとの適切な素材選びも大切です。
赤ちゃんにやさしいデザイン:動きやすく、肌に優しいデザインを選びます。
室内の温度に合わせた着せ方:室内の温度に応じて、パジャマの厚さを調整します。
季節ごとの素材選び
春:朝晩の冷え込みに対応できる通気性と適度な厚みのある素材を選びます。
夏:赤ちゃんの汗を吸収し、通気性のある軽い素材が理想的です。
秋:春と同じく、気温の変動に対応できる素材を選び、長袖や半袖を状況に応じて用意します。
冬:保温性のあるフライスやキルト素材が適しており、乾燥から肌を守るために綿100%の素材が推奨されます。
これらのポイントに注意して、赤ちゃんに最適なパジャマを選びましょう。
赤ちゃんの服選びとパジャマについて
快適なデザインの選び方
赤ちゃんの衣服選びでは、一年中お腹が出ないようなデザインを選ぶことが大切です。
特に気温の変動が大きい時期は、お腹を冷やさないように注意したいものです。
この点を踏まえ、腹巻き機能付きのパンツや、トップスとパンツがつながるタイプのパジャマが適しています。
冬場は、パンツの裾が上がらないデザインが好ましいです。
首がまだしっかりしていない時期には、パジャマの選択肢が限られることがありますが、日中用と夜用の異なる服を用意することで、赤ちゃんに着替えの習慣を身につけさせ、規則正しい生活リズムを作ることができます。
選ぶ際は、赤ちゃんの肌に優しく、汗を吸収する素材を選ぶと良いでしょう。
適切な室温での着せ方と睡眠時の配慮
寒い日(室温約10℃):保温性の高い下着と冬用パジャマを着せます。
比較的暖かい日(室温約15℃):春用の下着と長袖の春用パジャマを選びます。
暖かい日(室温20℃以上):春から夏にかけての下着と、七分袖や半袖のパジャマが適しています。
季節ごとの対策
夏:暑い日は腹巻き付きのパンツと肌着だけでも良く、通気性と吸湿性に優れた素材を選ぶことが大切です。暑くても吸湿する肌着の着用をおすすめします。
冬:袖付きの下着と長袖パジャマ、腹巻き付きパンツの組み合わせが理想的です。保温性のあるスリーパーを用意し、特に足元まで温かいものが望ましいです。トイレ訓練前はお腹が出にくいロンパース型の下着を選び、腹巻きを寒さ対策に利用するのも一つの方法です。
着せすぎに注意し、赤ちゃんが汗をかいていないかチェックしながら、必要に応じて調整しましょう。
赤ちゃんの感じる寒さは大人と異なることがあるため、赤ちゃんのお腹を触って確認し、適切に対応することが大切です。
まとめ・赤ちゃんにパジャマを導入するタイミング
パジャマを導入する適切なタイミングは、夜通し眠るようになった時、衣服のサイズが70サイズに達した時、首と腰がしっかりした時、はいはいを始めた時などです。生後2ヶ月頃からパジャマを着せ始める親御さんもいるので、季節の変わり目など、薄着になるタイミングも考慮しましょう。
パジャマ選びでは、季節に応じた素材選び、赤ちゃんにやさしいデザイン、室温に合わせた適切な着せ方を意識することが重要です。また、季節を問わず使えるパジャマもあるため、選択肢の一つとして考慮すると良いでしょう。